お金

定年後には旅行に行ったり、趣味も深めたい…
そんな夢をお持ちの方も多いのでは?
しかし、老後の暮らしには、いったいどのくらいの費用が必要なのか、考えてみたことはあるでしょうか。
思っている以上にお金がかかる部分もあります。
まずは、収入と支出のバランスをチェックすることから、はじめてみましょう。

1.バランスチェックしてみましょう

老後の生活資金は、現役世代の6から7割と言われますが、年金などの収入のみになる上に、60代以降は、冠婚葬祭、住宅改修、医療費などの支出も増えます。
老後のマネープランを考えるために、まずはバランスチェックしてみましょう。
マネープランを考えるためには、まず、財産と負債を洗い出し、そのバランスをチェックします。
たとえば住宅であれば、マイホームは「財産」とし、残っている住宅ローンを「負債」として、チェックしていきますが、このときの財産は、購入時の金額でなく、現在の評価額で記入してください。
あくまでも、現時点での財産と負債のバランスをチェックします。

財産を確認しましょう

まず、現在所有している財産を確認します。
預貯金の残高、株式や債券(現時点での価格)、貯蓄型の保険、持ち家やマンション、土地、車など、自分の財産と考えられるものをリストアップします。
あまり細かい数字にこだわらず、まずは概算で把握しましょう。

負債を確認しましょう

財産を調べたら、こんどはローンやクレジット等、負債の金額も確認しましょう。
リボ払いの残高も「負債」と考えます。

財産VS負債バランス・チェック

財産と負債が確認できたら、バランスチェックをしましょう。
差額を確認し、住宅ローンなどが沢山残っていれば、どう返済していくのか考え、できるだけ老後に持ち越さない努力が大切です。

2.収入減に備えましょう

定年退職による定期収入の減、急な疾病等による予期せぬ収入減。
わかってはいるけれども、まだ考えるのは早いと考えていませんか。
住宅ローンや子どもの教育費がなくなるので、何とかなるだろうと、漠然と考えていませんか。
家計簿をもとに、老後の生活費を算出します。
拠のない楽観主義に陥ったり、逆にむやみに不安がったりすることのないよう、老後のマネープランをしっかり考えましょう。

プラスのお金を計算しましょう

無理のないマネープランを立てるために、収入と支出のバランスを見ていきます。
まず、1ヶ月あたりの収入を計算してみましょう。
年金や個人年金保険、家賃収入など、考えられる収入を下の表に書き出してみましょう。

マイナスのお金を計算しましょう

無定年後に生活するうえでの、1ヵ月の必要額を書き出してみましょう。

平成22年の総務省の家計調査によると、40代(2人以上の世帯)の1ヵ月の生活費は321,071円、60代(2人以上の世帯)の1ヶ月の生活費は285,633円となっています。
老後も、生活費は意外と減らないものです。

また、「ゆとりある老後」を送るためには、これら最低日常生活費のほかに、旅行やレジャー、趣味や教養などのために、プラスアルファの金額を見込んでおきたいものです。
自分たちの生活必要経費がわからないという人には、2から3ヵ月だけでも家計簿をつけてみることをお勧めします。
この家計住宅ローンや子どもの教育費がなくなるので、何とかなるだろうと、漠然と考えていませんか。根簿をもとに、老後の生活費を算出します。

1ヵ月のプラス・マイナスチェック

1ヶ月のプラス・マイナスを記入し、定年後の生活を考えてみましょう。

3.相談窓口

問合せする際には、基礎年金番号のわかるものをご用意ください。

一般的な年金相談

日本年金機構(外部サイトへリンク)

ねんきんダイヤル

電話番号:0570-05-1165(IP電話・PHS:03-6700-1165)

[受付時間]
月曜日:午前8時半から午後7時
火曜日から金曜日:午前8時半から午後5時15分
第2土曜日:午前9時半から午後4時

ねんきん定期便について

日本年金機構「ねんきん定期便」(外部サイトへリンク)

ねんきん定期便・ねんきんネット等専用ダイヤル
電話番号:0570-058-555(IP電話・PHS:03-6700-1144)

[受付時間]

月曜日から金曜日:午前9時から午後7時
第2土曜日:午前9時から午後5時

老齢基礎年金について

10年以上保険料を納付(免除・納付猶予期間も含む)した方が、65歳になったときに支給されます。希望によって繰り上げ、繰り下げの受給もできます

足立年金事務所

電話番号:03-3604-0111(代表)

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