健康と保健教育
児童・生徒の健康は、学習能力増進の基礎となるものであり、健康増進そのものが教育の目的につながっています。
各学校では、「学校保健委員会」を中心に児童・生徒の健康の保持・増進のため、地域や学校の実情に応じて保健計画をたて、疾病・異常の早期発見、早期治療の健康診断をはじめ疾病予防や環境衛生対策のための各種事業を実施しています。
⒈健康診断の実施
定期健康診断
(6月末日までに各区立小・中学校で実施)
▸身体測定(身長、体重)
▸内科・運動器
▸眼科
▸耳鼻科
▸歯科
対象:全児童・生徒
結核検診
▸問診票による調査
対象:全児童・生徒
▸診察
対象:全児童・生徒
▸精密検査(X線直接撮影等)
対象:問診票及び診察により必要と認められた者
心臓疾患検診
▸アンケート調査
対象:全児童・生徒
▸心電図、心音図による検査
対象:小学1年生、中学1年生及び他学年(前年度要経過観察者及び問診票等で必要と認められた者)
尿(腎臓)検査
対象:全児童・生徒
脊柱側わん症検診
対象:小学5年生、中学2年生及び他学年(診察により必要と認められた者、前年度要経過観察者)
色覚検査
対象:小学4年生及び中学1年生(平成29年度までは小学4・6年生及び中学1・3年生)
貧血・小児生活習慣病予防健診
対象:中学2年生及び前年度の検診結果が要医療または要経過観察、ヘモグロビンA1cの値が5.6%以上の中学3年生
就学時健康診断(10月から11月に区立小学校で実施)
対象:翌年度区立小学校への就学予定者(10月初めに対象者に通知します)
▸内科
▸眼科
▸耳鼻科
▸歯科
▸知能検査
⒉「学校保健会」への活動助成
各校設置の「学校保健委員会」の組織のまとめとして、校長、養護教諭、学校医及びPTAの代表者に、学校保健の研究・普及等に寄与することを目的とした活動への助成を行っています。
⒊学校環境衛生
快適な学校生活を過ごすことができ、学習の能率向上を図るための検査等を実施しています。
▸学校環境衛生総合検査(照度、飲料水質、雑用水質、空気、給食室食器残留物、ダニ・アレルゲン検査)
▸プール水質検査
▸プール循環ろ過装置の処理水検査
▸室内空気中化学物質検査
▸浮遊粉塵・気流検査
▸鼠・害虫生息状況調査(駆除)
⒋感染症予防対策
▸インフルエンザ等による学級閉鎖情報の周知
▸サーベイランス情報の提供
▸罹患状況の把握
▸保健所との連携
⒌薬物乱用防止
▸薬物乱用防止講習会の実施